今回は、ゲーミングサウンドバーCREATIVE | Sound Blaster Katana V2(型番:SP-SBKTNV2)を購入し、3カ月使ってみましたのでレビューしていきます!!
結論から簡単にまとめてしまうと
・高音質、高迫力で聞きたい人にはとてもおすすめ出来る!!
・PCでサウンドバーの使用を考えている人には特におすすめ!
※ただしウーハーは振動しまくるので、近隣への騒音を気を付ける必要あり。
というものでした!
詳しく見てみると
- 高音も低音もクリアで奇麗
- 臨場感あふれる音がサラウンド感有で聞ける
- パソコンとUSBで接続出来て使いやすい
- サブウーファーがかなり強いので注意が必要
- スリープからの復旧には少し時間がかかる
という特徴がありました。
サブウーファーについては失敗談があるので、それも一緒にご紹介します。
これだけでは足りないと思うので、詳しくご紹介していきます。
CREATIVE | Sound Blaster Katana V2とは
簡単におさらい ~主な特徴~
まずはCREATIVE Sound Blaster Katana V2について、全体像を簡単におさらいしていきます。
2022年9月に発売が開始されたSound Blaster Katana V2 は、前身の Sound Blaster Katanaのスピーカー出力や接続性、オーディオ機能を強化したモデルです。
前身のモデルはこちら。
一番の特徴は、普通のサウンドバーと違って、パソコンとUSB接続することが出来ます。
なかなかパソコンと直接USBで接続できるサウンドバーが無いので、PCユーザーにはとてもうれしいアイテムです。
これはゲーミングサウンドバーという名の通り、Sound Blaster オーディオ プロセッサーを搭載しています。
なんとスピーカー出力は総合126W / ピーク出力252Wで、大迫力の音量で聞くこともできます。
そして、HDMI ARCポートを備えたので、ARC対応のHDMI入力を備えたテレビや、テレビにHDMI接続されているコンソール ゲーム機でも使用できます。
もちろん前身モデルと同様に、Dolby Audio デコーダーも搭載していて、5.1スピーカー サラウンドオーディオを楽しむことが出来ます!!!
実際に使ってみて ~特徴を深堀~
katana V2の特徴を抑えつつ、実際に使ってみてどうだったかをご紹介してきます。
スピーカー構成
2.1チャンネル スピーカー
katana v2は、前方左右2本のスピーカーとサブウーファーがセットになった、2.1chタイプです。
もっと詳しく見ると、
- ミッドレンジとして2.5インチのスピーカーが左右に1つずつ
- ツイーターとして0.75インチが左右に 1つずつ
- サブウーファーは独立して6.5インチが1つ
となってます。
スピーカーは口径によって得意音域が異なります。
口径が小さい方が高い音、口径が大きい方が低い音が得意です。
この様に複数スピーカーで構成することによって、どの音域も奇麗に出すことが出来ます。
そして、これらを独自のマルチコアDSPでコントロールされた3つのアンプで駆動させています。
それによってスピーカーごとにチューニングしてきれいな音を出してくれます。
さて、スピーカーには2ch、2.1ch、5.1ch、7.1chなど、いろいろな構成があります。
僕もあまりわかっていなかったので、違いについてご紹介します。
Xch / X.1ch
Xの部分(整数の部分)で音の出てくる方位の数を表し、.1の有無でサブウーファーの有無を表します。
.1chとある方には、通常のスピーカーに加えてサブウーファーもある構成です。
サブウーファーだけ別の扱いをされる理由としては、この音域の音は、設置する場所を選ばないためです。
基本的にはどこにおいても良いスピーカーになります。
1ch / 2ch / 3ch / 5chetc…
1chはいわゆるモノラルスピーカーです。
左右の区別が無く、1点から音が出てきます。
2chはいわゆるステレオスピーカーです。
左右の2方向から違う音が出ます。
全く違うというわけでもなく、ボリューム調整がされていたりするだけの時もあります。
イヤホンやヘッドホンをしていると、右と左で出てくる音が違うときがありますよね?
これが2chの構成です。
1ch~2chはほとんどの音源が対応している形式です。
3chは2chの左右に加え、センターに1本を追加された、合計3本の構成です。
3chにサブウーファーを追加した3.1chの構成をよく見かけます。
5chはホームシアターの基本形と言えるような構成です。
前方の左右に2本、センターに1本、そして、後方の左右に2本ある構成です。
ここまではぎりぎり音源もあります。
このように、ch数で音源の出てくる方位を表します。
7.1chや9.1chなどの構成を構成することは可能ですが、実際にそのような音源が簡単に手に入るかというと、まだそこまでの時代には追い付いていません。
このkatana V2はスピーカーの構成は2.1chですが、5.1chやDolby Digitalコンテンツをサラウンドサウンドで楽しめます。
総合126W (66W + 60W) / ピーク出力252W
サウンドバー本体にミドルレンジとツイーターの4つのスピーカーを備え、別筐体としてサブウーファーも備えたkatana V2は、66W+60Wの総合126Wの出力となっています。
そして、ピーク出力は252Wまで可能で、大迫力で楽しむことが可能です。
この出力、やばいです。
サブウーファー付きのスピーカーの購入を考えている方、、、、
是非私の失敗談を聞いてください。。。。
お恥ずかしい話、車乗ってた時にはサブウーファー積んでガンガン鳴らしていたことがあったのですが、今回、賃貸物件で使うのは初めてでした。
そして、このkatana V2が届いてうれしくて普通に鳴らしてたんです。
賃貸だったし、集合住宅なので、抑えたつもりなんです。
そしたら、、、3日と経たずに苦情が来ました。
「音源はどの部屋か分からないが、重低音がうるさい」と。
全室にビラが配られたみたいです。。。。
サブウーファーの気持ちよさは体で感じる振動ですよね。
その振動でマンションの壁や床まで揺らしてしまうらしいのです。
普通のスピーカーと、サブウーファーとでは振動の伝わり方が全然違うらしいのです。
まったく知りませんでした。
本当にすみませんでした。
それからは防音、防振対策をしっかりし、ボリュームも抑えつつ使っています。
また個人的には、直接床に置くのではなく、浮かせるのが一番効果的でした。
特にこちら2つはおすすめできます。
私みたいに集合住宅などに住んでいる方は注意して使う必要があります。
裏を返せば、周りの住宅と距離がある1軒家にお住まいの方や、防音室での使用を考えている方にはとてもおすすめできます。
そういう方はフルパワーを発揮できるかと思います。
サラウンドオーディオ
katana V2はDolby Audio デコーダーを搭載しています。
そのため、HDMI ARCや光デジタル入力と接続したゲーム機などのDolby Digitalコンテンツをサラウンド サウンドで聞くことが出来るんです。
そしてもちろん、パソコンとUSB接続する際には、最大24bit/96kHzの5.1マルチチャンネルにも対応しています。
バーチャルサラウンドも楽しめるのはとてもいいですよね。
ただ、、、現状としては5.1chやDolby Atoms(ドルビーアトモス)のコンテンツがあまり出回っていないのが事実ですよね。。。
私が契約しているAmazon PrimeやNetflixではまだ出回ってないです。
したがって、そもそも対応コンテンツが簡単には手に入らない場合は、2.1chか3.1ch程度もあれば十分楽しめるのではないでしょうか。
この観点ではkatana V2は十分なスペックと言えると思います。
※Apple MusicやApple TVではサラウンドオーディオが楽しめるみたいです。
私自身契約できていないので、コンテンツ量など分からないのですが。。
オーディオ入出力
ゲーミングサウンドバーという名の通り、ゲームにも特化した入力方法に対応しています。
具体的には
- HDMI(ARC対応)
- USB
- 光デジタル
- AUX
- Bluetooth
の5つに対応していて、またゲーミングサウンドバーという名の通り、
- ヘッドホン端子でイヤホンマイクでの通話に対応
- サウンドバー本体にもマイク内臓
ということで、ゲーム内のボイスチャットにも対応できるようになっています。
※ただし、内臓マイクの音質はよくはないです。
HDMI(ARC対応)
PS4やPS5、Switchなどのゲームを、HDMI ARCで接続することで、遅延無くオーディオも映像も再生することが出来ます。
もちろんテレビでも。
普通のサウンドバーのようにも使えて便利ですね。
USB
一般的なサウンドバーとパソコンとつなぐには、HDMIかBluetooth、もしくは光デジタルでつなぐしかないものが多いです。
しかし、このkatana V2はUSB接続で簡単にパソコンとつなげるサウンドバーです。
そのため、PCからの音を遅延無く、高音質のままの音を再生してくれます。
そして、ゲーム用のイコライザ設定もプリセットされているので、ゲームPC用のサウンドバーとしてもおすすめです。
また、スリープや休止もぱPCと対応してくれるので、とても使い勝手がいいです。
光デジタル
高音質で音のデータをやり取りする1つの方法です。
もちろんPS5などのゲーム機や、最近のパソコンにも搭載されています。
光デジタル端子は角型と丸型があります。
katana V2は角型の端子です。
光デジタルケーブルはこんなのです。
AUX
デジタル端子だけではなく、アナログ接続のAUX端子にも対応しています。
この端子があれば基本的にはどのような機器からでも再生可能です。
Bluetooth(ブルートゥース)
Bluetoothは5.0に対応しています。
そのため、最新のスマホ/iPhoneなどからの音源でも、高音質での再生が可能です。
ただし、Bluetoothなので多少の遅延はあります。
いわゆる音ゲーとかの目的で使用するのは不向きです。
実際の遅延具合の比較はどうしたらいいか、、、
もし著作権フリーで、音と音楽の視覚的、聴覚的な比較が出来るものがありましたら是非教えていただきたいです。
それを用いて比較をさせていただきます。
オーディオ再生プロファイル
katana V2には様々な設定が搭載されています。
オンボードだけでも
- ゲーム
- 映画
- 音楽
などのモードがあり、Creative APPというアプリをインストールすると、
- APEX Legends
- 原神
- Leauge of Legends
- Fortnite
- FPS
- RPG
などモードが沢山あり、ゲームに合わせた設定が使えるようになります。
もちろん自分でイコライザーを設定したり、エフェクトOFFにすることもできます。
さて、実際に音を聞いてみたのですが、、、、、
ゲームや映画のモードだと、かなり重低音が強くなります。
また、YouTubeなどを再生するときには音がこもって聞こえます。
いわゆるドンシャリ系の音になってしまいました。
そこで私はエフェクトオフで聞くことが多いです。
実際の音
本体にスピーカー4つ、そしてサブウーファーも備えているので、かなり高音質で、大迫力で聞くことが出来ます。
そこで、言葉で説明するより、実際に音を聞いていただこうと思います。
通常のモニターのスピーカー(3 W x 2)との比較と、各種エフェクトの違いをお聞きください。
※再生ボタン押下で音声比較のところから再生されます。
音源
いかがでしたでしょうか。
モニターのスピーカーとは全然違い、かなりいい音ではないでしょうか。
エフェクトオフだと、人の声もとてもクリアに出してくれます。
そしてゲームをするときや、映画の時は大迫力で聞くことが出来ます。
使い勝手
私はPC用に購入し、主にPCでの音楽や映画の視聴に使っています。
その観点では、とても使いやすいです。
USB接続で自動スリープにも対応
使用していないときは自動でスリープになってくれるので、とてもありがたいです。
ただ、スリープからの復旧は、PCが動き始めてから、ではなく、音を受信してから、となっています。
なので、スリープからの復旧後すぐには音が出てこないです。
この点は注意が必要かもしれません。
プッシュボタンとリモコンで簡単操作
私はパソコンでの使用なので、モニターの下にサウンドバーを置いています。
ボタンの配置も、ボタンが何かもわかりやすいので、とても操作しやすいです。
リモコンも付随しているので、リモコンで使う方も操作が簡単だと思います。
LED
ゲーミングと名の付く通り、LEDで虹色に光ります。
ゲーミング部屋にしている方にはとてもいいアイテムになるのではないでしょうか?
もちろんOFFにすることもできます。
まとめ
以上簡単にまとめると、
- 高音も低音もクリアで奇麗
- 臨場感あふれる音がサラウンド感有で聞ける
- パソコンとUSBで接続出来て使いやすい
- サブウーファーがかなり強いので注意が必要
- スリープからの復旧には少し時間がかかる
というもので、全体としては
・高音質、高迫力で聞きたい人にはとてもおすすめ出来る!!
・PCでサウンドバーの使用を考えている人には特におすすめ!
※ただしウーハーは振動しまくるので、近隣への騒音を気を付ける必要あり。
というものでした!
サブウーファーはかなり振動が強いので、防振パッドがおすすめです!
katana V2は現在、公式HPからしか購入できません。
気になっている方は公式HPへどうぞ!!!!
前身モデルのsound blasterX katanaはこちら!
最後までお読みいただき、ありがとうございます!!!