この記事では
- Gitを使いたいけど、コマンドで管理はよくわからない
- ファイルエクスプローラー上でGitを使えるようにしたい
- TortoiseGitを日本語で使えるようにしたい
という方向けに、ファイルエクスプローラー上でGitを簡単に使えるソフト「TortoiseGit」のダウンロードからインストールまで、そして扱い方までを解説していきます。
TortoiseGitとは
TortoiseGitとは、バージョン管理ツールのGitをGUIでより扱いやすくするためのツールです。
Gitは本来、下の画面のようにコマンドのみで操作するものです。
![](https://howalab.com/wp-content/uploads/2022/05/1-2.jpg)
それを下の図のように、ファイルエクスプローラー上で簡単に扱えるようにするものです。
![](https://howalab.com/wp-content/uploads/2022/05/13-3-edited.jpg)
今回は、このようにGitを簡単に扱えるツール、「TortoiseGit」の扱い方を解説していきます!
TortoiseGitの導入
ここではTortoiseGitの準備として、
- Gitのインストール(TortoiseGitを動かすのに必要)
- TortoiseGitのインストール
- TortoiseGitの日本語化
の仕方を解説していきます。
導入編が長いので、導入済みの方は次の章の TortoiseGitの使い方 からご覧ください。
Gitのインストール
TortoiseGitを扱うために、まずはおおもとのGitをインストールしていきます。
公式ページにアクセスしたら、お使いのOSを選択してください。
![](https://howalab.com/wp-content/uploads/2022/05/2-2.jpg)
OSのbit数を選択します。
例えばwin10以上の方は64bitでOKです。
![](https://howalab.com/wp-content/uploads/2022/05/3-2.jpg)
先ほどダウンロードしたexeファイルを実行します。
![](https://howalab.com/wp-content/uploads/2022/05/4-2.jpg)
NextでOKです。
![](https://howalab.com/wp-content/uploads/2022/05/5-2.jpg)
インストール先を設定します。特にこだわりが無ければNextでOKです。
![](https://howalab.com/wp-content/uploads/2022/05/6-2.jpg)
今回はTortoiseGitを使うので、Git GUIのチェックを外します。(チェックしたままでもOKです。)
![](https://howalab.com/wp-content/uploads/2022/05/7-2.jpg)
スタートメニューへの登録についてはそのままでNextでOKです。
![](https://howalab.com/wp-content/uploads/2022/05/8-2.jpg)
Git上でのエディタを選択します。今回はTortoiseGitを使うのでそのままでOKです。
![](https://howalab.com/wp-content/uploads/2022/05/9-2.jpg)
新しいリポジトリの最初のブランチ名を設定します。デフォルトのままOKです。
![](https://howalab.com/wp-content/uploads/2022/05/10-2.jpg)
環境変数を設定します。今回はTortoiseGitを使うので真ん中を選択します。
![](https://howalab.com/wp-content/uploads/2022/05/11-2.jpg)
Gitで使用するSSHの設定をします。いじってなければUse bundled OpenSSHのままでOKです。
![](https://howalab.com/wp-content/uploads/2022/05/12-2.jpg)
Gitで使用するHTTPSプロトコルのライブラリを選択します。デフォルトのままOKです。
![](https://howalab.com/wp-content/uploads/2022/05/18-2.jpg)
Gitがテキストファイルを扱う際の改行の自動変換有無を設定します。
自動変換なしに設定を変えることをお勧めします。
![](https://howalab.com/wp-content/uploads/2022/05/14-2.jpg)
Git Bashで使うターミナル・エミュレータの設定します。デフォルトのままOKです。
![](https://howalab.com/wp-content/uploads/2022/05/15-2.jpg)
git pullの動作を設定します。デフォルトのままでOKです。
![](https://howalab.com/wp-content/uploads/2022/05/16-2.jpg)
ヘルパーの設定をします。デフォルトのままでOKです。
![](https://howalab.com/wp-content/uploads/2022/05/17-2.jpg)
拡張オプションの設定をします。デフォルトの選択なしのままでOKです。
![](https://howalab.com/wp-content/uploads/2022/05/18-2.jpg)
実験オプションの設定をします。デフォルトのチェックなしでインストールを始めます。
![](https://howalab.com/wp-content/uploads/2022/05/19-2.jpg)
インストールが終わり、下の画面が出れば終わりです。お疲れさまでした😊
![](https://howalab.com/wp-content/uploads/2022/05/20-2.jpg)
TortoiseGitのインストール
TortoiseGitをダウンロードします。
![](https://howalab.com/wp-content/uploads/2022/05/1-4.jpg)
先ほどダウンロードしたmsiファイルを実行します。
![](https://howalab.com/wp-content/uploads/2022/05/2-3.jpg)
まずはNext。
![](https://howalab.com/wp-content/uploads/2022/05/3-3.jpg)
インフォメーションを確認してNext。
![](https://howalab.com/wp-content/uploads/2022/05/4-3.jpg)
SSHの設定をします。どちらでもいいですが、私はデフォルトにしました。
![](https://howalab.com/wp-content/uploads/2022/05/5-3.jpg)
インストール先と機能を選択します。こだわりが無ければデフォルトのままでOKです。
![](https://howalab.com/wp-content/uploads/2022/05/6-3.jpg)
それではInstallを押下してインストールを開始します。
![](https://howalab.com/wp-content/uploads/2022/05/7-3.jpg)
以下の画面が出ればインストール完了です。
今回は日本語化するので、チェックを外してFinishです。
![](https://howalab.com/wp-content/uploads/2022/05/8-3.jpg)
TortoiseGitの日本語化
デフォルトでは英語なので、日本語にしていきます。
画面した方に、各言語の言語パックがあります。
その中で「Japanese」をダウンロードします。
![](https://howalab.com/wp-content/uploads/2022/05/9-3-882x1024.jpg)
先ほどダウンロードしたmsiファイルを実行します。
![](https://howalab.com/wp-content/uploads/2022/05/10-3.jpg)
「次へ」を押下するとセットアップが始まります。
![](https://howalab.com/wp-content/uploads/2022/05/11-3.jpg)
インストールが完了すると次のような画面になります。
TortoiseGitへの設定にチェックを入れて完了とします。
![](https://howalab.com/wp-content/uploads/2022/05/12-3.jpg)
デスクトップで右クリックしてメニューを表示させます。
この部分が日本語で出てれば成功です。
![](https://howalab.com/wp-content/uploads/2022/05/13-3.jpg)
TortoiseGitの使い方
Gitでは、ホストのマスタリポジトリとクライアントのローカルリポジトリの2つのリポジトリを作成することが出来ます。
マスタリポジトリは作業ディレクトリを持たず、ローカルリポジトリは作業ディレクトリを持ちます。
リポジトリを作成
まずは作業を行わない、おおもととなるリポジトリを作成します。
サーバーの所定の場所、もしくは1台のPCで行う場合、PC上の好きなところに作成します。
まず、作成したいフォルダに移動して、右クリックからリポジトリ作成を選択します。
リポジトリを作成するフォルダは空フォルダとしてください。
![](https://howalab.com/wp-content/uploads/2022/05/1-5.jpg)
今回はマスタリポジトリを作成するので、Bareを生成にチェックを入れます。
![](https://howalab.com/wp-content/uploads/2022/05/2-4.jpg)
以下のようなフォルダ等が作成され、完了メッセージが表示されます。
![](https://howalab.com/wp-content/uploads/2022/05/3-4.jpg)
step1のディレクトリとは別に、ローカルディレクトリ(作業用のディレクトリ)を作成します。
またローカルディレクトリはstep1と同様に、空のディレクトリを選択してください。
ローカルリポジトリの作成方法は2パターンあります。
- ローカルリポジトリを作成してからマスタリポジトリと同期
- マスタリポジトリからクローンを作成
②の方が簡単なので、こちらで解説します。
ローカルディレクトリを作成するディレクトリで右クリックし、Gitクローンを選択します。
![](https://howalab.com/wp-content/uploads/2022/05/5-4.jpg)
URLにはstep1のマスタディレクトリを設定してください。
![](https://howalab.com/wp-content/uploads/2022/05/6-4.jpg)
クローンが完了すると、step1で作成したフォルダのようなものが出来ます。
![](https://howalab.com/wp-content/uploads/2022/05/7-4.jpg)
![](https://howalab.com/wp-content/uploads/2022/05/8-4.jpg)
コミットの仕方
ローカルディレクトリ配下にコミットするファイル/フォルダを移動させます。
ここで右クリックし、「Git コミット」を選択します。
![](https://howalab.com/wp-content/uploads/2022/05/10-4.jpg)
初回はユーザー未設定のため、エラーが出ます。
ユーザー名、メールアドレスを任意で設定してください。
設定が終われば、コミットする画面が出てきます。
前回からの改変箇所を、今後の自分が分かるようにメッセージを設定します。
今回は初回なので、初回コミットと記入しました。
![](https://howalab.com/wp-content/uploads/2022/05/11-4.jpg)
コミットするファイルを選択します。
![](https://howalab.com/wp-content/uploads/2022/05/12-4.jpg)
さて、コミットをしていくのですが、ここでの言葉の意味は次の通りです。
- コミット:ローカルリポジトリにコミット
- プッシュ:マスタリポジトリにコミット
今回はマスタリポジトリに保存させたいので、「コミットしてプッシュ」を選択します。
![](https://howalab.com/wp-content/uploads/2022/05/13-4.jpg)
コミットが完了すると次のような画面が出てきます。
![](https://howalab.com/wp-content/uploads/2022/05/14-3.jpg)
コミットをしてもアイコンオーバーレイが表示されないとき
コミットをすると、DropBoxやOneDriveのようにアイコンオーバーレイが表示されます。
![](https://howalab.com/wp-content/uploads/2022/05/16-3.jpg)
このような表示に変わらない場合、以下の記事を参考に対応をしてみてください。
記事リンク掲載予定
まとめ
TortoiseGitの使い方はわかっていただけたでしょうか!
Gitの使い方は難しいのですが、TortoiseGitを用いると簡単に扱えるようになります。
是非使ってみて、快適なGit Lifeをお楽しみください!
![](https://howalab.com/wp-content/uploads/2020/08/IMG_20181010_205917.jpg)
最後までお読みいただきありがとうございます!